リフォームって新築じゃないのに
なんでそんなにかかるんですか?
はっきり言ってその考えは間違っています。
リフォームは既存の間取りや建物に合わせて
オーダーメイドで作っていかなければなりません。
極端な話、新築であれば中途半端な技術者でも
つくれてしまいます。
体力さえあればあとはプラモデルのような
建物もたくさんありますしね。
ですがリフォームになると
はっきり言って新築よりも難易度はとても高くなります。
リフォームの難易度が高くなる5つの理由
- 図面がない 図面があってもその通りにできていない。
- 劣化箇所は隠れているので見えない
- 雨漏りなど劣化箇所がみえない。
- 見積もり段階では不確定要素が多すぎる
- 建物がゆがんでいる。
その中でも特に
建物が歪んでいることはよくあります。
床が斜めなんて欠陥住宅でもなんでもありません。
ただ、時間が経つと
どうしても建物も動いてしまうものです。
その床の斜め具合が許容できる範囲ならそのままいいですが
もしも酷すぎるなら、
床を剥ぎ取って、足元から調整しなければなりません。
柱が1センチも倒れていたら、
その分の調整をしてあげなければ
建具は閉まりにくくなります。
だいたい、建具の締まりが悪くなったのは
柱が少し傾いたりしているためです。
建具で調整できないときには、
柱や壁で調整するしかありません。
新築なら水平垂直につくるのは当たり前ですし
簡単に水平垂直は作れますが
今ある建物を水平垂直に
調整していくのはどうしても時間がかかります。
そしてなによりも技術が要りますが
そんな技術をもった大工さんら
技術者が少なくなっているのがなによりも問題です。