同じような金額で、工程も同じ。
使っている材料も同じなら差が出るのはおかしい!
と思いませんか?
でもやっぱり出るんです。差が。
今日の話は立地条件の話ではありません。
下地状態の話でもありません。
職人技術者の技術レベルの話でもありません。
「気持ちがこもっているかが実は鍵」
たとえギリギリの予算であっても、
気持ちがこもっているかどうかです。
それは、技術者の仕事への気持ちの込め方が一つ
もう一つは、あなた自身が気持ちが
こもっているかどうかになります。
あなたの住んでいる建物がただの耐久品だと考えていれば
おのずと建物自身もそのつもりの朽ち方をします。
ですが、建物は生きています。
湿気を吸って呼吸をし、不調になれば症状を出し
私たちに教えてくれています。
現代社会は、物質的な面の豊かさしか追っていません。
本来私たちが大切にすべきものは「扱う心」です。
忙しいから、粗末に扱う。
お金がないから症状が出ても放ったらかし。
どれでもいいのでとにかく使えればいい。
もしもあなたがそんな仕打ちを受けたらどうでしょうか?
たかがモノじゃないか。バカバカしい。。。
と思う人は、どんなにいい材料を使っても
長持ちするレベルもそこそこで終わります。
ですが、扱う気持ちを大切にする人の家は
同じ材料でも長持ちします。
たとえ材料や工程が同じでも、
所詮は人間が作るもの。
そして人間が使うもの。
それに携わる人たちにも「扱う心」は伝染し、
どんなにいい仕事をする人であっても、
80%ほどしか能力を発揮しません。
150%の能力を発揮させて長持ちさせるなら
「扱う心」の取り扱いはやはり侮れません。